2015年1月1日(木)
 伊勢丹で予約購入した「「御節(おせち」。京都、栄寿庵。2段ものだが、2段とも同じ。「くるみ飴煮」「田づくり」が多い。雑煮は関東風で餅に澄まし汁。エノケンの音楽。初詣は、東伏見稲荷神社。石神井川の脇にある。何回か出向くが失敗した。石神井川があり、遺跡の多いところ。「榛名大権現石造物群」遺跡など。屋台もかなり出ており、30分並んでやっと参拝。
 内田樹さんのブログを見る。「長い後退戦」となったとある。同意。
2014年10月26日(日)『居酒屋 冨美男』、「居酒屋遊びノート」(メニューを考える)、「ノア 約束の方舟」、「大場とパセリのパスタ」
 今日は図書館で借用の本を読む日。手始めに、梅沢冨美男『居酒屋 冨美男』(日東書院)を読み、「居酒屋遊びノート」にメモする。劇団の料理番をしただけあって、うまく、安く、簡単な料理。寿司屋で修行経験もあるらしい。48件メモったところでダウン。
 『ノア 約束の方舟』(ラッセル・クロウ監督)を見る。映像的にはよくできているが、私の関心を引く宗教の見直しがある訳ではない。
 こうしている内に一日が終わる。はかどらない。
 「大場とパセリのパスタ」(シャンテ風)結構美味。ピーマンの肉詰めもうまい。

10月27日'(月)赤瀬川原平さん死去、福島県知事選の「隠蔽」と「世論誘導」、問題が切実なのに「争点化」できない政治の劣化
 赤瀬川原平さん死去。享年77。入退院を繰り返していたらしいが、死因は「敗血症」。松川公一氏も同じ病気で亡くなった。享年78。「敗血症」は、病原菌によって引き起こされる「全身性炎症反応症候群」のことらしい。赤瀬川さんは、赤瀬川さんも出てくる、松田哲夫さんの最新刊書は間に合ったのだろうか。
 福島県知事選の欺瞞2点。
 ①投票率は前回に次ぐ低さと報道。放射能問題で福島から緊急避難している人が千人単位でいるから、投票率は落ちて当然。その理路
  を説明しない。まるで、福島県民が原発、放射能、復活に無反応であるかのように。あるいは、政治に期待してないかのごとく印象つけ
  る。そのような印象に「誘導」している。
 ②原発、放射能が「争点」とならなかった。相乗りした自民党は賢く、相乗りさせられた民社党、社民党は愚か。なんとしても、原発、放射
  能を「争点」とするべきであった。しかし、この争点外しも印象の「誘導」か。
 放送大学「イスラーム世界の歴史的展開」を見たが、原稿を読んでいるだけ。いまごろ、まだ、こんな授業があるのだろうか。見るだけムダ。
 料理、「秋刀魚焼き」、「秋刀魚の煮つけ」、「茄子煮」、「ピーマンの味噌炒め」。

10月28日(火)
 
2014年10月21日(火)全国図書館大会分科会、辻邦生『西行花伝』、『新古今和歌集』、倉田真由美がゲスト
 真乃さんのハガキをギャラリーの持っていく。これをやりたかったが、2年半体調不良で、無為に過ぎた。
 全国図書館大会が来週末に開催される。関心のある分科会が見当たらなかったので参加をためらっていたが、都庁職員による「図書館勉強会」なるものの発表があるらしいので、参加することとする。
「西行」についての番組で、西行について新しい知識を得る。後鳥羽院との関係、「新古今和歌集」に一番多くの和歌が収録されてるなどのこと。文庫版『新古今和歌集』、辻邦生『西行花伝』(新潮文庫)を見つけ出す。いい打率。
 図書館に行き、「全国大会要領」のコピー、木曜日の例会参加費を銀鉱で支払い、ペイン料理の店。自家製ソーセジ。ムール貝のワイン蒸し。スペインのスパークリングワイン。
 帰って「酒とつまみ」。見てよかった。MCは坂崎重盛、ゲストは倉田真由美。西原恵理子一派の面目躍如の下ネタ発言。

10月22日(水)「無料貸本屋」の変種が続く、「品」について、丸山眞男「古層」、『蓼科日記』の一部を読む
 散髪。帰ってテレビを見ていたら、「進化する図書館」なるものをやっていた。八尾市の「読書通帳」(図書館の本を借りると通帳に記帳される)で貸し出し倍増とか、船橋市のリサイクル図書館。多様に見えるが、「無料貸本屋」の範疇。
 これは<読む>ことに繋がるか。コメンテータが褒めるなか、岩下尚史が「品がくだる」と批評。やることにも「品」が必要。それに「本が売れないことに図書館が幾分かは機能的に加担していること」(100円のブックオフの本も売れない)に関する観点も不足している。
 ◎北条時政の時代、「小さい豪族」と言われていたが、擁立する武士は20~30人ぐらいだった
 ◎天皇は、「非武装の憲法9条ではなく米軍による日本防衛を望んだ」「天皇にとって最も重要なことは、憲法に沿うことよりも万世一の 天皇制を存続させることだったのではないか」(豊下元関西学院大学教授)
 ◎丸山眞男の「古層」は、「現在しか見ない」日本人の「古代」から性癖を指すらしい。丸山『古層論』は読んだが、古代から続く「今しか見ない」性癖を指摘するなら「絶望的」でないか。でも、こういう日本人を劣等化するのが好きな種族はいるからウケル。
 ◎『蓼科日記(抄)』の一部を読む。

10月23日(木)増上寺、日本人の建築意匠、御成門、もみじ谷の紅葉と「滝」、東京タワー、「野田岩」のウナギ(茶漬け)塩分強い
 12時半に家を出て、12時半「増上寺」着。今日は「たけもの探訪会」の例会。「みなと図書館」にはよく行ったが、その裏に「増上寺」があった。御成門、有障院霊廟二天門、本堂、霊廟など。奈良以前の建築意匠からの日本建築の勉強。「詰め組み」など。
 増上寺の領地を見るために近くの東京タワーに上がる。東京タワーも隣のプリンスホテルも増上寺の境内だった。
 東京タワー足元に渓谷風たたずまいがある。これは発見。見事。滝もある「もみじ谷」の紅葉もキレイ。
 野田岩で「鰻お茶漬け」。第一の売り物だが、私には塩分が強すぎる。茶漬けにしては高い。3400円。ここも真貴乃さんと行くことにしていた店。行くことは出来なかった。亡くなった後に来たが、10年ぶりとなる。

10月24日(金)欧米の土俵内では勝負にならない、「フリージャズの系譜図」作製、『解読!アルキメデス写本』
  9時スタート。皮膚科。喫茶店で雑誌を読む。収穫は、ミズマ・アート・ギャラリーの三潴氏の『アートにとって価値とは何か』(幻冬舎)と鹿島茂さんの紹介による、眞嶋亜有『「肌色」の憂鬱 近代日本の人種体験』(中公叢書)。この2冊が教えるのは、欧米のコンテクストを離れて、日本のコンテクストに呼び込む作戦が必要ということ。欧米を中心とする土俵では勝負にならない。
 三潴氏の発言「美術も鯉も同じで、住んでいる場所が大きいほど大きく育つ」。ご明察。
 昨日、ジャズの話になったが、ジョン・コルトレーンも思い出さない体たらくで、清水俊彦『ジャズ・ノート』(晶文社 1981)を引っ張り出して20代に親しんだ「フリー、ジャズの系譜図」(A41枚)をつくる。アルバート・アイラー、デレク・ベイリー、ハンベニングなど。
 ネッツ(数学者)&エル(学芸員)による『解読!アルキメデス写本』(光文社)を読み始める。
 関西風おでんは、かつおぶし、醤油を使わない。

10月25日(土)「ジブリの建造物」展、建物の細部も調査し書き込んでいる、コスモス、武蔵美学園祭(日本画)、川添梶子、駅舎
 10時スタート。小金井公園「江戸・東京たてもの園」で開催されている「ジブリの建造物」展は素晴らしい。宮崎駿作品の「たてもの」部分に着目した展示。発想がいい。建物の細部まで書き込まれた宮崎作品に感嘆する。建物模型も見事で、セルは鮮やかで、解説(藤森照信)もいい。解説は藤森さんとは知らずに、うまいので読み込む。建物が喚起する「意識」と「無意識」について解説していく。
 じっくり見て読んでいくうちに疲れてしまう。もうひとつ別の会場があるとのことなので、再訪することとする。
 帰る途中でコスモスを抱いた人々と逢う。コスモス園に行くと、「コスモス摘み」(無料)が始まっていた。コスモスを摘み帰る。
 武蔵野美術学園祭に行く。その前に武蔵美近くの図書館に寄り、4冊返却4冊借用。「仕事場」についての本を調べていて、『絵本作家のアトリエ』第3巻(2巻は持っている)、『デザイナー37人の仕事場』を借用。
 武蔵美学園祭では、「プロレス」は終わっていた。日本画を見る。いまの日本画は、油絵と同じような題材を扱う。マチエールが少し違うぐらいか。
 録画3件。「六本木60年代のシャンテ(川添梶子)」、NHK「100分で名著」(枕草紙)、講師は山口仲美(埼玉大学名誉教授)だが、「ひょうきんさ」が異様、上品であるべき『草紙』解読では、酒井順子さんが良かったのではないか、「駅舎」(風雪に耐えた明治の駅舎)。
 駅舎好みを「駅テツ」というらしい。牛山隆行『明治の木造駅舎』という本もあるらしい。
 寿司屋で食った、アン肝がつくったばかりで温かく美味しかった(大体、冷めて冷たい)。胡椒を振るのがコツらしい。クロムツも絶品。

2014年10月11日(土)高山宏教室、『言葉と物』の訳はひどい、えのき味噌汁

 朝日カルチャーセンターの高山宏教室に出席するために13時スタート。講義名は「本を『本』当に読む」で、今回は『記憶術』」。満席。追加の椅子も出る。

フーコー『言葉と物』(新潮社)は訳が相当にひどい、新訳を出した方がいい、と。私も高校時代に読み、さっぱり分からなかった。実家に同書は転がっているはずだが、もう読めないぐらいに朽ちているだろう。

『言葉と物』はフランスで驚異的15万部が売れたらしい。デリダ、ラカン等でも5000部どまりらしい。

他に『ロジェ。シソーラス』、『世界図絵』、『グーテンベルグの銀河系』「ウンベルト・エコー」、「ボルヘス」についての話。

帰って料理。秋刀魚のフライパン焼き(網で焼いた方が旨い)、ネギ、茗荷の豚肉巻、山東菜のあげ煮、きのこバター、菊花甘酢、野沢菜のソテー、えのき味噌汁、まぐろぶつ切り菊花添え、谷中しょうが(酢味噌)。

書評整理。佐々木淳行が『私を通りすぎた政治家たち』(文芸春秋)という奇妙な題の本で、「在任中ろくなことをしていない三木武夫」「私用を諌めると怒り出した加藤紘一」などを書いているらしい。

 

10月12日(日)「本の知識養成カルタ」「作り置き料理」、「魚屋の台所」発見

 今日のアイデア2件。ひとつは「本の知識養成カルタの作成」、もうひとつは「居酒屋のご飯ものと作り置き料理一覧つくり」。

 「本の知識養成カルタ」は、「開運!なんでも鑑定団」を見ていて、青木繁、坂本繁次郎らの「カルタつくり遊び」から思いついた。「居酒屋のご飯もの」は今日図書館から借りてきた、梅沢冨美男『居酒屋冨美男』(日東書院)を読んでいて思いついた。居酒屋で肝心なのは、本番の料理(刺身等)はよくできて当たり前で、腹をすかせて居酒屋に行くのだから、小腹をおこす「作り置き大皿料理」がポイントの第一。関東の「つきだし」はフザケタもので、まったく大したものが出てこなく、それで300~500円を取る。小腹もおきない。作り置き大皿料理からセレクトできるのがいい。そして、最後に腹を満たす「ご飯もの」。

「居酒屋あそびノート」をつくり、「ご飯もの」9品、「大皿料理」7品、「得意料理」15品の献立をメモする。

 ハルちゃんの食欲が落ちて来たので、お気に入りの猫ご飯を買いに行く。今年正月から入院するまでは同店に行くのも辛かったが、今は小金井公園に寄り道をしてコスモスを見るなどして行ける。本当は、コスモスに群れるトンボを見るのが目的だったが、曇りなのでいない。晴天の時にトンボは出てくる。晴天に蜻蛉、これが秋津国の原像。

 帰りに武蔵小金井で「魚屋の台所」発見。大皿料理、ご飯ものがあり、店主が「朗らか」で愛想がいい。ほぼ私の希望を充たしている店と出会う。

 G20で、「世界は長期停滞期に入った」と確認しつつある。

 

10月13日(月)ベランダの紅葉、「歴史のパラドックス」、「ポラン書房」(東大泉)

 ベランダの紅葉かなり紅く色づく。小谷野敦さんの本は大体読んでいると思っていたが、図書館で見つけた『ムコシュウト問題 現代の結婚論』(弘文堂 2013)は読んでなかった。171ページ「歴史の皮肉」と書いているが、私のコトバでは「歴史のパラドックス」。

    「貧困がなくなれば売春はなくなる」 → 「現在日本には、相対的貧困はあっても絶対的貧困はないが、売春はなくなっていない」

    「教育が普及して啓蒙ができたら、民衆はかしこくなって愚行がなくなるだろうし、民主主義の下での政治もよくなるだろう」 → 「政治はともかく、愚行のほうはなくならなかった」

    「恋愛至上主義の陥穽」

その他、「宝くじは当たらない」「あれは国が、愚民をだまして売っているものだから、買うだけ金の無駄である」(時々、個人的ないし少ないデータで断言するのが小谷野の癖)、「いい男は二十代で結婚してしまうので、三十すぎた女が掘り出し物を見つけようとしても、なかなかいない」など。

テレビで東大泉の「ポラン書房」を見る。

 

10月14日(火)「日本国」と「枢軸国日本」と国際情勢、アジのソテー

 台風通過、あと片づけ。夜中2時ごろは風強く雨はげしかった。ストーヴ出す。

 先週の録画「酒つま」を見る。坂崎さんの週。神楽坂の「ガケ」で飲んでいると、坂崎さんのファンという女性たちが握手を求めてくる。「すずかけの道」等の歌もよかった。坂崎+神楽坂と来たので、嵐山さんが出ると思ったら、やっぱり出て来た。

 「朝日新聞」で小熊英二が「誤解を解く」を書いている。従軍慰安婦問題等で海外の反応を紹介しつつ、国際社会は、「日本国」と「枢軸国日本」とは全然別だという前提に立っており、この観点からすると、「『従軍慰安婦問題』での『誤解』の解消にこだわる日本側の姿勢は奇妙に映る。それによって『枢軸国日本の名誉回復』に努めても「日本国」の国際的立場の向上とは無縁だからだ」。

 海外での受け入れられ方から政策を見るのはいい観点だが、ここでも小熊の詐術がある。まず、「日本国」「枢軸国日本」は冷泉彰彦の論からの援用ではあるが、二項対立の単純化が問題。すくなくとも複数の対立項をもってこないと複雑な国際情勢を反映しない。次いで、従軍慰安婦問題ほ修復は、自民党の一部を除き、「枢軸国日本の名誉回復」ではない。「戦後民主主義」という架空のものによって歪められた「戦後日本」像の修正ではないか。

 ネギ間鍋、アジのソター、茄子漬けの大根、シラス和え。

 

10月15日(水)うどんの「ツユ」、「憲法9条とノーベル平和賞」問題、俳句つくりの簡単手ほどき、きのこご飯

 雨。6時起床。うどん、そばのツユの作り方を知りたくてネットを開く。先日ネットで調べて作ったが、旨くなかった。「麺つゆ」を使うとか、新奇な麺ばかりで、昔ながらのツユ作りが即見つかる訳ではない。正統かつ基本的「ツユ」で食べたいではないか。図書館に寄り、料理の本を読むと直ぐに分かる。しかも、ネット上のように素人が味覚の「錯覚」を利用して旨いように見せかけるのではなく、著者クレジットがあり信用できるので安心。

 読書会の3ページ目資料ができる。本日の「朝日新聞」に掲載の「憲法9条とノーベル平和賞」の記事。読書会テキストとして木村章大のコメントが載っているが、「9条の趣旨を生かす行動を導き出してきた。その努力への評価だ」とか「9条を守ってきたことが一国平和主義ではなく世界全体に寄与する」とか、事実に反する表現が多い。「9条の趣旨を生かす行動」なんて「国として」行ってきただろうか。また、「一国平和主義ではなく」とあるが、日本は「一国平和主義」ではないのか。木村の憲法に関する本(新書、タイトル亡失)をテキストとして採用しなくて良かった。赤坂真理は「『戦争放棄』を軍国主義と同じ『上からのお達し」で説いたことが、戦争のことを考えてもいけない空気を生んでいった」と事実に即しているから評価できる。憲法に関する本を出したAKB48の内山奈月(もうひとりの著者は九州大学の南野森)は、南野森から「平和を願う人々によって、一言一句吟味して作られた条文」とのレクチャーを受けたとあるが、「平和を願う人々」は、作ったのは進駐軍だから、戦勝国による「武装蜂起」(9条の本質はこれ)を指すのか。また、「一言一句吟味して」とあるが、日本人はどこまで関与してるのか。翻訳は確かに日本人がした。しかし、日本語としてオカシイ、普通の文法ではない翻訳調子で、すくなくとも上等な日本語ではない。「平和を願う人々」を抽象的につくったり、翻訳ではなく、日本人が作ったように言ったり、子供に間違ったことを教えるものではない。

 「文芸春秋」掲載の長谷川櫂「孫と句会」は秀逸。「『春がきた』という季語を決めます。そしてテーマを『一年生」とします。繋げてみます。『春がきた給食楽しみ一年生』、はい、完成(笑)」。ここから観察眼を研ぎ澄ませ向上さす。ただし、はじまりは、季語とテーマと言った次第。


10月16日(木)ブログ再興、注文する本、「言葉」、「貨幣」

 このブログをアップする講習。次のステップへ。

 注文する本をまとめる。

 ①「書物学」2号(勉誠社) ②『ヴォーリズ建築の100年』(創元社)(③『中国の書物と印刷』(日本エディタースクール出版局) ④『図説 韓国の古書』(同) ⑤「Pen」<シルクロード特集号>(2014.2.1号)(阪神コミュニケーションズ) ⑤『実相寺昭雄研究読本』(洋泉社) ⑥八木忠栄『現代詩手帳編集長日記 1965-1969』(思潮社)

 今後、「ことば」と「貨幣」、それぞれについての本を読むこととする。


10月17日(金)野菜高値の調査、倍半分、加藤和彦、「イスラム国」という名称問題、ネガキャンの機能を果たす

 「朝日新聞」15日版に「朝日新聞」への投書が掲載されたが、それを失くしたので販売所に会に行く。読書会の参考文献とする。

 帰りにスーパーに寄り買い物をするが、野菜がやたらと高い。以前の2倍するのではないか。

 買い物に行くたびに高いと思っていたが、台風等の影響もありと思っていたが修復されない。そこで一駅別の駅前の露店八百屋をみると、半額である。そこで、別のスーパーを見ると「半額」。いつも思っているより1000円高いと思いながら買い物をしていたが、野菜価格の高騰に原因があったか。

然、「フォーククルセイダースの新規結成、解散コンサート(2002年)」番組を発見し録画。ダンディ加藤和彦は頭髪が後退しながらもダンディ。何故、自殺したのか。

最近分からないこと2件を喫茶店の雑誌で調べる。

①「産経新聞」前ソウル支局長の出国禁止

 韓国大統領の不倫を報道したからか?

②「週刊新潮」が「朝日新聞」の「ねつ造」と批判している「手抜き汚染記事の自作自演」。

「イスラム国」という表現が良くない。平気で使っているが、イスラムとあの暴力主義、人権無視は関係ない。しかし、この名称を放置すると、イスラムは暴力主義との印象を刷り込むこととなる。イスラムに関するネガティーブキャンペーンの機能を果たす。報道機関内で問題にならないのであろうか。イスラム関係者からの抗議はないのか。


10月18日(土)世田谷文学館(辻井喬=堤清二講座)、辻井への若い人の関心?、「小さなお家」(DVD)を見る

 世田谷文学館での「辻井喬=堤清二」講座。今日は小池一子の講演で、12時半、家を出る。

 アールヴィヴァン、リブロポート、スタジオ200、WAVE、シネヴィヴァンの話を期待した。せめて、西武美術館、有楽町アートフォーラム、セゾン美術館の話を期待したが、話の中心は「無印良品」についてだった。いささか不満。

 参加者はほとんど高齢者。若い人は辻井喬の業績にもう関心がないのか。『ユートピアの消滅』(集英社新書)なども「品切れ」だし。辻井の「消費社会批判」が聞きたかったが、この5回連続講座では、言及されたのだろうか。

 池袋に出て、「三春駒」を探すが見つからず。古本屋に入ると、先日から読みたいと思っていた、フーコー『言葉と物』が1500円で売っていた。最後まで傍線が引かれている。購入。良くない訳と高山宏さんに言わしめた翻訳は、渡辺一民、佐々木明。

 帰って、松たか子主演の「小さなお家」を見る。当時の民衆は、中国との戦争ははやく終結すると思っていた。それでも終わらなかった。そこが良く描けていた。

 出かける前にセットしていた「きのこご飯」はなずまずの出来。


10月19日(日)「深夜食堂」、江古田の「唐沢博物館」、スペイン料理店の発見、『吉本隆明の経済学』

 テレビ番組録画の整理。「深夜食堂」第3部がスタート。舞台がセットとは驚いた。見事!どう見てもゴールデン街等横丁が背景と思う。俳優たちも絶賛のセットらしい。料理指導は「飯島奈美」、監督は「山下敦弘」。一流のスタッフである。

 昨日放送の「夕焼け酒場」は久しぶりに良かった。飲む場所は、「江古田」。「唐沢博物館」が出てきた。時間に余裕ができたら行きたかった筆頭が教育資料を収集した「唐沢博物館」。予約が必要らしい。江古田行きの日に予約することとする。

 4時に家を出て、小金井公園でコスモス園を西側で発見する。

 帰りに「灯り展」を探す。その途中で、スペイン料理店が出来ていたのを発見。寿司屋も発見。

 紀伊国屋書店で、中沢新一編『吉本隆明の経済学』(筑摩書房)を購入。読書会用に、「読書についての本」が相次いで刊行されているので4冊メモする。

 帰って、録画を見ていると、高橋洋一が「大きな秘密」が政府にはあって、「特別秘密は小さな秘密にすぎない」ので「どってことない」と話している。「大きい秘密」は「仮構」だが、「特定秘密」は実体。高橋の知ったかぶり、無知蒙昧に驚く。


10月20日(月)戦争末期の「クーデター計画」(遂行寸前まで)、美人MC番組、「朝日新聞」掲載「素粒子」の蒙昧

 又もや録画整理。「ヨルタモリ」は全く面白くない。功成り名を遂げたタモリは好き勝手なことが出来るのだから、もっと「大人の豊かさ」が感じられる番組を作ってもらいたかったが、初期の素人芸の反復。「大人はいいぞ!」ともっと知的で優雅な番組が似合うと思う。五木寛之の「風のカフェ」は、今回は「半藤一利さん」がゲストで、大人の観察力を堪能できる。

 ①アメリカ軍は平気で日本の民間人を撃ってきた。逃げまどうのを撃って楽しんだ。

 ②敗戦の日にクーデターが寸前まで行っていた。

 ③隣人が一番怖い(密告など)

 半藤『日本の一番長い日』は読むべき。戦争末期の「クーデター」は知らなかった。

 同番組は、冴木彩乃という美人出版プロデューサーをアシスタントとしている。タモリも傍に美人を出演させればいいのに。「日経おとなのOFF」は、「金をかけた遊び」で、二流の大人番組だが、MCが「知念くらら」で、出演者選定は評価できる。

 読書会用に思いつき、図書館に行き、「朝日新聞」の非民主主義を示すものとして、夕刊に掲載される「素粒子」というコラムと日曜版の「日曜に想う」を複写する。複写途中で気が付いたが、いまも両コラムとも継続していた。これもビックリ。両コラムとも意味不明の文章ばかり。社内でも掲載、続投を疑問視する声があると思う。もし無かったら「朝日新聞」の記者は愚昧。疑問視する声が幹部に届かないのが、このコラムの存続が証明している。エライ人が書いているから、中止する訳に行かないのだろう。両コラムに「鈴」をつけることは出来るのか?

 テレビで紹介していた「ブリのポン酢炒め」、なかなかの出来。他に、筑前煮、小松菜とあげの煮もの、菊のおひたし、キャベツの胡麻和え」。

2014年10月1日(水)高山ゼミ「本の読み方指南」を予約、金谷ホテル

 引き続き部屋の片づけで、新書20冊処分。この過程で、見つからないので買うことを予定していたバタイユ『マダム・エドワルダ』、種村季弘『偽書作家列伝』を発見。棚5つ整理。

 朝カル10月開講の高山宏「本を『本』当に読む」講座を予約。

「酒つま」、倉島紀和子「古典酒場」編集長編は面白くないので消去。太田和彦「ふらり旅」では近代建築遺産の「日光駅」「金谷ホテルを紹介。レトロモダンな建物は見に行きたいと思う。金谷ホテルについて書いた本を書評してから行きたいと思って20年ちかくになるか。

 「ベルリンの壁」は西ドイツを囲むように設けられた壁で、東ドイツとの国境は有刺鉄線だった。

 

10月2日(木)バスで行き当たりばったり、『中国の書物と印刷』、鯨ベーコン

 雑貨の棚5つ整理。ごみ4袋。12時半に都立図書館に調べものに行くのでスタート。2時半に広尾に着いたが「休館日」。またミス。早稲田の古本屋で調べようと思っていくが、バスを間違え気が付くと九段下に行くバスがある。本のことについて調べようとおもうと、都立中央図書館以外だと、千代田図書館ぐらいしか思いつかない。他の区立図書館の選書が貧しすぎる。ゴンブリッチ『美術の物語』の大版とコンパクト版のコンテンツは同じか、一部異なるのか。「中国の本」についての本を探す。5冊みつかり、1冊は購入とする。『中国の書物と印刷』(日本エディタースクール出版局)、これが探していた本。もう1冊『図説韓国の古書』(同出版局)を購入予定とする。

 九段まで来たので神保町まで歩き、「卵佐」に寄る。かつお刺、鯨白ベーコン。いい出来。

高円寺に寄り、コクテイル書店で読書会等の話。まぐろ漬け。

 

10月3日(金)香港でデモ、朝日新聞批判相次ぐ、「権力には強いが権力には弱い」体質

 10時半に皮膚科病院。12時半終了、帰宅15時。香港でデモ。オバマ大統領「市民を支持」と表明。

    朝日新聞は、「権力には強いが権威に弱い」。塩見七生(文芸春秋)10月号「権力についてはくり返し批判するのに、権威にはすこぶる弱い。われわれ日本人の性向である」。西洋崇拝の内面化と固着か。

    平川祐弘、朝日新聞の「『正義』の胡散臭さ」「強くて声が大きくてうるさいものに、大新聞は自分から進んで従う。日本の新聞は戦前と戦時下は軍部に、占領下は米軍に、戦後は中国に対し過度に遠慮した」。

    「朝日新聞は一度死ぬがいい」(関川夏央「週刊文春」10月9日号)

 

10月4日(土)

 10時半から朝カルで若松英輔さんの「井筒俊彦の哲学をめぐって」講演があるので、9時に家を出る。井筒著作では『神秘哲学』『意識と本質』を読むべし。若松さんが「薬草売り」の会社経営が本職? 井筒の師匠は、西脇順三郎、なるほど。

 12時半に終了したので、荒川線で王子に行く。「北区図書館」と「名主の滝」を目指す。

 北区図書館では、「ドナルド・キーンコレクション」を見る。そこで、『訓訳 明月記』(今川文雄訳、河出書房新社)を発見。定家日記も気候記述から始まる。「天晴る」「天陰る」。「不運の身、乱代に逢う。何を以てか余命を支えんや。哀しみて余り有り」(定家)。ドナルド・キーン氏は、傍線を引きつつ全8巻(?)をすべて読んでいる。

 一方、図書館にレファレンスカウンターで、職員構成(北区職員、うち司書、委託のTRC職員の人数構成)を聞くが、のらりくらりとして分からない。答えるというのは「へらへら笑って時間を過ごすことか」と思い声を荒らげる。レファレンスカウンターが奥の目立たないところに配置したのも建築家の見識か。レファレンスは少ないし、質問があっても答えられないし、正直な設計でよろしい。赤レンガの「東京砲兵鉄砲製造所」の改築設計は「図書館建築賞」を受賞している。レファレンスカウンターの位置を軽視した設計に建築賞を与えるとは日本図書館協会も正直でよろしい。主張とは異なる評価だが。

谷沢永一が、関西大学図書館が新しい図書館をつくる時、レファレンスカウンターを全面に出し、6席ぐらい設けるとの案を出してきたとき、「図書館のレファレンス実態数は少ないし、答えられないので1席あれば十分」と発言して6席案を撤回させたことを思い出した。

 簡単極まるレファレンスで手間取り怒っていたので道を間違え、「名主の滝」の閉館時間を5分過ぎる。音無親水公園を散策し、沼袋の「すみだ」により帰る。11時。

 

10月5日(日)日曜(整理日)は効果が出て来た、台風対策で樹木等を室内に移動

 日曜は整理日と決めたので資料整理と生活用具の買い物及び料理。台風に備えベランダの樹木等(約20)を室内に移動。手馴れてきた。

 

10月6日(月)台風通過、「ニッポン戦後サブカルチャー史」(NHK)、「散歩の達人」

 台風18号は12時に通過。ベランダへ樹木、机・椅子などを戻す。約30個。

 NHKの番組「ニッポン戦後サブカルチャー史」を見る。サブカルチャーの意味が変わってきている。もとは対抗文化で、「正しいもの」「権威あるもの」に対抗して、身体にあったあらゆる表現の開花を目指したが、近年、マイナー化しオタク化した。逸脱という意味では同じだが、「日常を逸脱する」から、「日常(日々)に埋没する」に変わった。そこで「カワイイ」の発見があり、いよいよ個室化した。

 安土城を舞台にしたドラマを見る。安土城の復元を見ることができた。

 「散歩の達人」10月号<本とアートと音楽好きのための東京散歩術>、大して期待せずに買っていたが、読むとなかなか情報量の質がよく、量が多いことに驚く。今の段階では最高の出来である。例えば、古本屋では、「古書 往来堂」(雑司が谷)、「古書 音羽館」(西荻窪)等7店が紹介されているが、1店は関心がなく、行ったことがないのは1店「天狼院書店」(池袋)のみ。新刊書店では、先日発見した中井の「伊野尾書店」が載っているのは嬉しい。都立図書館に行くときに中井で乗り換える。その時立ち寄る本屋。店長はプロレス好きとは。

 

10月7日(火)「オリオンパピルス」は<癒し系本屋>、ゴンブリッチの本調査終了

 昨日読んだ「散歩の達人」をもとに、立川の「オリオンパピルス」を訪ねる。総括すれば、<癒しの本屋>と言ったところか。蔦屋代官山も同じ。まったりとしてね。挑発はない。その表れか、社会問題系の本は一番奥の目立たないところに配架されている。それらを、あえて置く必要はないので、「やかましく言う」のはゴカンベンを、といった意思表示か。

 佐々木俊尚『いつもの献立がごちそうになる!新・家めしスタイル』(マガジンハウス)を購入。著者の略歴に、ネット関係の著作が入ってないのはどうしてか。

 新宿の紀伊国屋書店本店に寄り、ゴンブリッチ『美術の歴史』の大版とコンパクト版を比較する。どうせ買うなら、文字、図版の大きい大版か。図書館では分からない(版違いを買っていない)ことが、流通本の場合、本屋での調査をすべきだった。図書館から入ったのが誤り。

猫用に「鳥」「猫」のDVDを探し、紀伊国屋書店の奥に始めて入る。多くのDVDがあることを発見。後日、棚を見に行く。

帰りに、シャコの湯引き、メバチ鮪の刺身。

 

10月8日(水)近代主義者の封建批判、近代化に伴う抑圧に鈍感、悪行の断罪という陥穽

 図書館から借りた、竹内洋『学問の下流化』(中央公論新社)を読む。書評をまとめて配列で再構成した本で「学問の下流化」とは大それたタイトル付けだが、読み始めると構成の妙が分かり読み進んだ。例えば

 「著者(大嶽秀夫)によれば、近代主義者(ここでは丸山真男など)は、村落共同体や家父長制度にともなう前近代的な社会権力による抑圧には敏感だったが、近代的労働管理や学校など、『近代化によってもたらされたる新たな抑圧の構造』には鈍感だった」。

 だから、近代主義者は弾劾された。日本共産党系の学生は政治的正しさのみで、文学にもアートにも音楽にも鈍感だったので、評価できなかった。今も同じ。

 昨日買った佐々木俊尚『新・家メシ』を見る。家メシのお手並み拝見だったが、論理立てでは、丸元淑生に及ばないながら「焼酎衣の天ぷら」など理にかなった料理方法が散見できる。ただ、料理手順に番号がないので、ある調理がどこに掛かるのかが分かりにくいのは難点。

 「週刊ポスト」で長谷川幸洋(東京新聞)が「朝日新聞」の取材癖を次のように表現した。

 「『旧日本軍の悪行を断罪する』という記者や論説委員のスタンスが優先されたからだろう」。悪行が、先んじて、決まっている。ここには、言論(悪行)に対する疑問は出しにくいだろう。

 

10月9日(木)『道徳情操論』、室伏志畔という著者、自覚のない哲学学者

 図書館(地区館)への本の返却。先にその他も含め70枚の複写。これで疲れる。

 食事のあと、再び、図書館(中央図書館)に行く。久しぶりなので雑誌を一杯読む。

2時までに帰るつもりが4時半まで居着く。アダム・スミス『道徳感情論』が講談社学芸文庫で刊行されていることを知る。収穫。でも、やはり学生時代に読んだ『道徳情操論』のタイトルで水田洋の訳で読みたい。40年前も未来社版(水田洋訳)は高かったがいまでの高い。

 「出版ニュース」誌での斎藤慎爾さん回顧録で、「室伏志畔」という筆者を発見!数冊上梓しているらしいので、図書館にいたので早速検索するが、一冊のみの所蔵で、それも1980年代のもので、最近評判らしい著作は購入されていなかった。

 「現代思想」10月号で、白井聡・国分功一郎の「教員は働きたいのであって、働くフリがしたいのではない」を読む。国分は、相変わらず鈍い認識を話す。学生は「その変わりに講義に来ている」など学生の従順な講義出席を評価する。ウソだろう。しかも、昔の教員のなかには「講義なんかに来るな」と言う人もいて、「最低だと思います」。たしかに、学生のことを考えていないノンキで無責任な教員も多かったが、「講義なんかに来るな」は絶対的に正しい。講義で大したことは教えられないから。本を読み自分で学べ。国分は常識的見方すぎ疑いが少なく、保守的で硬直しすぎている。だから、かつては否定された「哲学」に回帰するのだろう。しかも、これらの経緯にも自覚なく。

 上石神井の「まつ」に5年ぶりぐらいに行き、シマアジ刺、子持ち鮎塩焼き、海老のかき揚げなどを食べる。ノーベル文学賞の話。

 

10月10日(金)

 ベランダの大きな紅葉(もみじ)が紅葉(紅葉)しはじめた。昨年は入院していて、十分な水を与えられなかったので、紅葉の前に枯らしてしまった。

 渡辺篤史の「建もの深訪」番組はいい。録画で見ていたら、辻惟雄さんは、仙台の家も北鎌倉の家も自分で設計したということを思い出した。設計できるものか。

 蕎麦を食べに行き、喫茶店で珈琲を飲み、日昼が終わる。雑誌3冊読む。

 

 

2014年9月21日(日)『日本劣化論』、戦後リベラリズムの終焉、『書物の取引』

 朝7時から今日の読書会レジメ4枚をつくる。11時半に終了。テキストは、笠井潔・白井聡『日本劣化論』(ちくま新書)。久しぶりに笠井がプロ学盟の指導者の一人で、筆名は「黒木龍思」を使っていたとか、『バイバイ、エンジェル』で作家デビューなどと打って行くと、長い時間が過ぎたと感慨深い。食事の後、関連本(白井『永年敗戦論』(太田出版)など)を読む。

14時から16時半まで読書会。朝日新聞の失態も話題にしながら、特に戦後リベラリズムの終焉と反知性主義について話す。図書館界の「戦後民主主義左翼」(笠井)も退散してくれないだろか。

笠井の「九条は交戦権の放棄を謳っていますが、これは大戦間の戦争非合法化の流れを下敷きにしたもので、九条賛歌を奏でる人たちが主張するような思想的独自性は見られません。(以下、略)」など、戦後民主主義左翼の欠点を打つ発言があり、ときどき瞠目。

紀伊国屋書店に出向き、今日の読書会で紹介した、西宮かおり訳、ナンシー『思考と取引、書物と書店と』(岩波書店)を購入。前の遊びの紙は通常の1枚なのに、後ろの遊びの紙が

3枚もあるのは何故だろうか。「本・書店に関するコーナー」「出版に関するコーナー」への配架ではなく、西洋文学のコーナーにあった。著者、ジャン・リュック・ナンシー重視か。

 ついでに、「書物学」第3号を購入。2号は買い逃した。特集は「書物とエロス」。相変わらず表紙が垢抜けない。もさっとしている。「散歩の達人」と同じダサさ。「散歩の達人」を買うたびに、こんなにセンスの悪い表紙のものを買っていいものかと悩む。「図書館雑誌」もまたダサい表紙に変わり、そのまま。読んだら早く捨てたい表紙の雑誌。

 コクテイル書房は臨時休業なので、上石神井の店に寄り、スズキ刺身、菊花とずわい蟹の酢の物、前沢牛のたたきポン酢。よく話をした。スズキについて、猫のマグロの嗜好について、タコの切り方について。こういう話で十分。私はよく東京の居酒屋には会話がないというが、まさか「日本劣化」の根源についてなどを話すのを期待している訳ではない。

 

9月22日(月)「安西水丸」(別冊文芸)、ヤマザキマリ『プリニウス』(新潮社)

 座布団ふたつ、ベランダのライト、机と椅子を購入。「KAWADE夢ムック」の「安西水丸」を購入。安西さんの洒脱さはリスペクトに値する。安西さんのノートのメモ写真が4あるが、もっとももっと公開して欲しかった。「俳句」があるかとページを繰る。「俳句 メトロにのって、東京俳句ingより」があるだけ。エッセイと追憶を絞り込み、彼の「遊びの部分」(メモとか俳句)を多くしたら良かったのに。国際情勢が分からなくなるとネットを開いていたが、それも面倒で『現代用語の基礎知識2014』(自由国民社)を30年ぶり

に購入。3600円もするとは思わなかった。

 ヤマザキマリ、とり・みき『プリニウス』I(新潮社)を読む。とり・みきがこんなに絵が上手かったとは驚きだが、第1巻の範疇では何故プリニウスか、漫画で描く意義がとらえきれない。公共図書館が『プリニウス博物学』をいつ選書するかを調べることとする。

9月23日(火)一撃をくらわしたい、『諸星大二郎』「本の雑誌、日記特集」、居酒屋雑感

 カシミア毛布を購入。昨日の椅子、この暖かそうな毛布はすべて腰痛対策。久しぶりのホームセンターなので、これまで買う機会のなかった、ナデシコ、コケモモ、薔薇の鉢ものを購入。

古い録画を片づける。佐野元春と浦沢直樹が、ボブディランの事跡を探してニューヨークを旅する番組を見ていて、1960年代に活気があったのは、「新しい表現が出て来たから」とよく分かった。表現者に、「一撃を食らわしたい」という気持ちがあった。

 3冊の本を購入。別冊太陽『諸星大二郎』(平凡社)、「本の雑誌」10月号<日記特集>など。日曜日に訪ねたら、「久しぶり」と言われた上石神井の「こんがり亭」に寄る。入院したり体調が悪かったので上石神井はスルーしていたが、ちょっと元気になると「止まり木」族となる。それにしても、今日の客は喋らない。客が喋らないから店主も喋らない。客が悪いのか。店主を名前で呼び注文していたから常連だろうが、喋らない。リラックスしない。早々に退散。秋刀魚の塩焼き、野菜の湯葉巻き煮。

 今日の料理したのは、茗荷、ネギ、ナスの豚肉巻き炒め、ナスの味噌炒め、小松菜の揚げひたし、ナスの味噌汁。

 

9月24日(水)「本の雑誌」<日記特集>充実、徳富蘇峰が日記で天皇批判、高畑充稀

 やっとコスモス購入。一昨年、購入できなかった。昨日買った、「本の雑誌」10月号の「日記特集」は充実している。ほとんど読んでいるが、数冊読んでいないものもある。吉岡実『うまやはし日記』(書肆山田)は失念していた、三島由紀夫『裸体と衣装』は読み逃し、『徳富蘇峰 終戦後日記』は、紹介者の原武史によると、「東京裁判では天皇に責任が及ばないように振る舞った」が日記では「昭和天皇に対する呵責なき批判がある」らしい。知られた情報。読んだが記憶はあるが、天皇への批判は記憶にない。

 チョウヤ梅酒のCMに出ている女性を検索。こんなことぐらいでしかネット検索をしない。高畑充稀という女優らしい。小保方さんに似ている。

 

9月25日(木)日記まとめ打ち26日分、『ほのエロ』(酒井順子)、ChinPom特集号

 欠けている日記を補充する。食事、休み、他の片づけを含め、朝9時から19時まで、6時間で26日分を打つ。1日15分。

 合間に読んだもの、先日購入した「オール読み物」10月号の「みうらじゅん×酒井順子『エロの惑星に生まれて』」。模範的下ネタ話。コピーして差し上げたい。みうらはドNとのこと。Nはノーマル。酒井さんには『ほのエロ』なる著作があるらしい。エロ話をしすぎるので婚期を逃し、「負け犬」になったとの噂があると自虐ギャグ。こういう自虐は知性。

 「美術手帳」2012年03月「ChimPom」特集号を読む。2012年4月の時間ができる時期に読もうとかったものだが、今日まで機会がなかった。どういう残念な日々だ。

それにしても、「美術手帳」は「芸術新潮」サイズとした方がいい。現在のサイズではChimPom」の作品は味わえない。

 

9月26日(金)朝日新聞「天声人語」の身勝手な「数による決定」否定に呆れる

 ビデオ再生機が故障したらしく直す。原始的方法で許容範囲での録画可能を探る。

その合間に読んだ新聞スクラップ。「天声人語」がオカシナことを言っている。多数の「民主主義」でも変更できないのが立憲主義というものだ、と。原文を引用する。

 「政治権力に勝手をさせないために、『下から』の民主的手続きによってもできないことを決めておく。それが立憲主義だ。数の力にものをいわせる民主主義との間には時として対立が生じる」。本当に身勝手が言い方だ。これまでは、「決定が民主的でない」とか「民主主義を守れ」とかさんざん言ってきたのに、都合が悪くなると、民主的手続きでも、民主主義の多数決でも「変更」できないことがあると。呆れる。

 

9月27(土)小林登充子『シュメル』発見、野戦の月海筆子の芝居(夢の島)

 郵便物(6月以降)等を片づける。「ご案内」はすべて終わっている。体調が悪すぎた。

先日見つからないので買った、ホッケー『迷宮としての世界』、読書会用に見つからなかった「いける本、いけない本」、それと探していた小林登充子『シュメル』(中公新書)が見つかる。

 3時スタートで、夢の島に「野戦の月海筆子(Haibiz)公演『百B円神聖喜劇』」を見に行く。桜井大造の作劇は冴えているが、お約束の最後の突然開く幕、突き抜けるイメージへの集約がない。バラバラに提起されたイメージが収斂しない。マネー問題を根底に起き、我々を取り囲んで見えない壁にどのように亀裂を生じさせるのかが宙に浮く。

 

9月28日(日)包丁(関孫六)等をやっと購入、「受けがいいだろう」発言同意は危うい

 2年半ぶりに買う機会が訪れた。関孫六と銘の入った「包丁」と「ふた付鍋」と返せる「魚焼網」を買う。やっと生活らしくなる。

 木曽の御嶽(おんたけ)山が噴火。登山中の一人死亡、十余人が重体。

    小谷野敦は日野原重明を批判して次のように言う。

 「これを言えば世間受けがいいだろう、という思想を、適当につまみ食いしている」、と。

 「受けがいいだろう」発言をしているのがコメンテータという呑気な存在だろう。

    関川夏央は司馬遼太郎が1971年に発言した先駆性を讃え次のように引用する。

中国は「漢代から二千百年くらいは儒教に縛られて豊かな思想を失い、中国文化は、以後『逆三角形のように』しぼんだ」。

    香港で長官選挙での中国政府よりの仕組み化について、抗議デモが激化。74人逮捕。実力行使の時代となりつつある。

    ダビングしたのは「138億年の絶景」「宇宙遺産100」「伊福部昭の音楽」「元寇」「ブラジルへの旅」「フランスの運河」など何十時間。

9月29日(月)「原田マハ」等講演会申し込み、ヨコトリ、新しい机、椅子、猫占拠

 机と椅子が届く日。それまでに、「原田マハ」講演会申し込み、世田谷美術館で開催予定の「辻井喬についての講演会」申し込み。

 『安西水丸』(KAWADE夢ムック)を読む。「自分を大きく見せることを拒否」とある。これが、安西さんが気持ちのいい人と思わせる源泉か。自分を偉そうに見せようと若い人に説教するような立場を取り、「俺」とカッコをつける哲学学者と正反対の生き方。さて、自分が「えらそうでない」ように貫徹することができるかどうか。

 「ぶらり博物館・図書館」で「横浜トリエンナーレ」(ヨコトリ)番組を見るが、見に行くべきは「大竹伸朗作品」だけか、と思う。それと、大家利夫さんの製本した大きな「本」。

 切り抜きをみていると、「朝日新聞」が女子バレーボール大会での日本チームの複合攻撃を対中国の側にたって「いやらしい(手法の)日本」と評している。中国派の記者がスポーツ担当となって、中国讃、日本貶め作戦を継続させているのか。

 亀和田武は「乃木坂46」では区別がつき名前が一致するのは、橋本奈々美と西野七瀬ぐらいと言う。要するに好み。同感な人選。

 机、椅子を組み立てるまでにこれだけのことをする。

 椅子のは早速猫が占拠し眠る。

 

9月30日(火)早川光、新しい用水後を発見、秋刀魚焼き器、「文芸春秋」「散歩の達人

 新しい机の設置で部屋の片づけ。その過程で、『東京名物』(新潮文庫)に「早川光」という名前を発見。早川光と言えば、BSで「美味しい寿司」を紹介してくれている人ではないか。調べると、映画監督やマンガの原作も書いているらしい。そして<>番組等の企画。

 買い物にでかけ、滝山公園通りを発見。小道がある。なんという用水路だったのだろうか。

 新しい魚を焼く網を買ってきたので、秋刀魚を焼く。くっつかないように網を酢で拭いておくとか、弱火で焼く、フライパンで蓋をする、大根すりを添えるすべて忘れ、ただ強火で焼いた。茄子の即席漬けをつくるが、鮮度がいいと「明らかにウマイ」。

 買い物は、フライパンに使う透明の蓋、そして、ソーラーLEDライト。やっと買えた。

 「文芸春秋」10月号が塩野七生「『従軍慰安婦』朝日新聞の告白を超えて」や平川祐弘「朝日の正義はなぜいつも軽薄なのか」が掲載しているので購入。「散歩の達人」10月号が「「本とアートと音楽好きのための東京散歩術」を特集しているので購入。

 夜は、居酒屋で、やりいか刺、太刀魚刺、湯葉などを食す。2軒新規開拓だが、どちらも店主が喋らない。二度と行くことはない。

 

2014年9月11日(木)下北沢「クラリスBOOKS」、朝日新聞社長の謝罪会見

 真貴乃さんの命日。妻が通った珈琲屋に行き雑誌を読む。先日「日本古書通信」で見つけた下北沢の古本屋「クラリスBOOKS」に行く。5冊購入。文庫の会『ヨーロッパ古書紀行』(文化出版局 1973)戸田吉信編『ヨーロッパを語る13の書物』(勁草書房 1989)、末木文美士『仏典をよむ』(新潮社 2009)など。

 下北沢の旨い店を知っていて店お前まで行くが、会話のない店なので入るのを止めて帰宅。テレビを見ていたら、朝日新聞社長の謝罪記者会見。びっくり。「5月20日に福島第一原発の職員の9割が吉田所長の命令に反して撤退した」との「誤報」及び「従軍慰安婦問題における吉田証言の虚偽が分かっていながら長く訂正しなかったこと」、「池上彰コラムの掲載拒否」への釈明。福島第一原発職員の命令違反報道には驚いた。

ここまでの被害に食い止めてくれた吉田所長及び職員に感謝していたので「正しいこと好き」はここまで東電にダメージを与えることができるなら「正しいこと」を貫徹するかと驚いた。しかも、それは「誤報、ねつ造」だった。1990年代の「吉田証言」の虚偽発言、これも自虐、自責と見えて目立ちたい病だったが、朝日はその発言と本に関する虚偽指摘があってもなお引用続けた。これが国際的歴史認識に及ぼした影響は計り知れない。それが、30年たって、やっと反省、謝罪かよ。謝罪のコトバだけではすまない責任がある。

戦後リベラリズムの崩壊である。戦後リベラリズム解体記念日。

 

9月22日(金)「朝日新聞はあと3年で廃刊だな」(坪内祐三)、稚拙な武雄図書館訪問記

 朝日新聞の謝罪について他の新聞の評を読むために駅のスタンドへ行く。ついでに田無まで行き、食助で昼食。「SPA!」の「アウトローズ対談」(連載)で坪内祐三さんは「朝日新聞は5年はもつと発言してきたが、最近の動向を見ていると、あと3年で廃刊だな」と発言。

コピーを取ってきた「みんなの図書館」(2013年9月号)での「武雄市立図書館訪問記」を読む。「トイレの位置が悪い」とかバカげた訪問記3本。図書館見学の基礎がなっていない。これについては一文をまとめる。松岡要さんが、「東京に何故、司書職制度が出来ない」かを東京の職員制度から解説している。しかし、東京に司書職制度ができないのは、1968年に東京都から司書職制度をつくる提案があったのに、図書館運動家が「正しいこと」を主張して潰したからである。戦後リベラリズム左翼が、が図書館の発展を潰した。

 

9月13日(土)高山宏ゼミ、「AERA」誌の衰退、「大聖書展」図録、図書館界の負け

 DVDの録画機能が故障。修理し、本日8時間の録画をして、高山宏さんの朝カル講義。

13時半開講かと思っていたら15時半からだった。時間待ちで「AERA」などを読む。

「AERA」は全く面白くない。企画力がない。これまでは30年代の働きざかりの女性を支援しる特色が良く出ていたが、それは消え、凡庸きわまりなくなった。

 高山さんお馴染みの『OED』,『ブリタニカ』についての話。このまとめ。

 下北沢の「クラリスBOOKS」に行き、先日買い逃した「大聖書展図録」の『死海写本と聖書の世界』を購入。先日から家で探しているが見つからない。「クラリス」で見つけていたので購入にとわざわざ下北沢行。「聖書の歴史」をまとめている。

 紀伊国屋書店に立ち寄ったら、本日までISISブックフェアがあるとのチラシを入手。

間に合わない。松岡正剛の本棚であるブックサロンが公開されるとの情報。大失態。ブックサロンは、赤堤2-15-3。3冊購入。原武史『知の訓練』(新潮新書)読書会テキストに、など。

 

9月14日(日)『吉本隆明全集』の「貸出し状況」調査、「大王わさび園」、美少女コン

 缶コーヒーを初めて飲む、うまい。図書館での『吉本隆明全集』所蔵を調べる。発売となっている6,7巻を所蔵しているが、誰も借りていない。こんな状況か。

 テレビで「大王わさび園」(安曇野)を見る。行きたいが、予定しながら3年行けていない。「全日本美少女コンテスト」も見る。エントリーした8万人から最終審査に残った21人の表現力。容姿が飛びぬけていたので「高橋ひかる」さんを「なんでも鑑定団」風に鑑定していたが、「のびしろ」があるとの判断で同嬢がグランプリ。わが見識眼を誇る。

 

9月15日(月)図書館主流派は武雄図書館問題で樋渡市長に敗北、戦後民主主義派が保守

 樋渡武雄市長による『沸騰!図書館』を読む。図書館主流派(戦後リベラル左翼)がステレオタイプの批判で終始している内に、利用者に「開く」図書館を構想していたことが分かる。図書館の負け。

 テレビ番組「ペテルの葬列」の最終回を楽しみにして見たが、凡庸な終わり方。

 国会周辺をデモをしている大学講師の人へのインタビューが「朝日新聞」に載っていた。「安倍さんが言う『戦後レジームからの脱却』は、要は革命。私たちは、そんな安倍さんから、戦後日本の民主主義を保守したい」。自民党保守が革命で、戦後民主主義派が保守。そういう認識でデモやっている限りは勝てない。9月11日の朝日新聞の虚偽報道謝罪で戦後リベラルの破綻は露呈したのに、このオッサンは何を言っているのか。善良な大学講師とはこの程度。「正しいこと」より事実に基ずく構想力。

 

9月16日(火)3.11以降最大の地震、しばらく余震がある、小平霊園裏もの家並み

 12時すぎに大きな地震。震度4、マグネチュード5.3。本、皿少し落ちる。芝居(27日)の予約。小平霊園裏に瀟洒な家並みを発見。ゴジラが香山滋の原作だった、思い出すと知っていたような気もする。「テレビ酒場」「書評」のスクラップブックをつくる。

 たくさん料理をした。はも汁(ベランダの山椒入り)、きびなご刺(すだち)、あじ酢の物(黒酢)、赤魚焼き(三つ葉添え)、卵焼き(ちりめん山椒入り)、水なす。

 きびなごは、酢味噌が相性いいのだった。

 

9月17日(水)武雄図書館論争の比較表作成、『赤毛のアン』、「出版年を書く大切さ」

 図書館界のステレオタイプな批判と樋渡市長の言い分の比較表をつくる。「NHK俳句」をふと見ると、間村俊一氏がゲスト出演で、同氏の句集『抜弁天』など容姿が見える。『赤毛のアン』をちらっと読む。成長するよき人との出会い、困難を乗り切る「ユーモアと忍耐」、よき夫との新婚生活と子供の誕生、よき友、美しい自然。いい文章。

 先日入手したアート系フリーペーパー「Day Art」No.12が「粕谷一希追悼号」だったので読む。粕谷さんの著作紹介では「出版」を書いた方が良かった。

 食事、タラの西京焼き、春菊したし、ポテトサラダ、しじみ汁、平目刺身、鯨オバイケ、おてん(蒟蒻、大根)

 

9月18日(木)ヴォーリズ設計の東洋英和女学院探訪、「リスボンに誘われて」(映画

 10時半スタート。今日は「たてもの探訪会」で、目指すは東洋英和女学院中等部(六本木)。ヴォーリズの設計。改築しているが、玄関、大講堂、礼拝所を残した。やはり、居心地のいい建築。ヴォーリズは学校建築が似合っている。学ぼうという気持ちを引き出すような設計。『ヴォーリズ建築の100年』(創元社)を知ったのが最大の発見。

 終わった後、渋谷に行き、文化村で「リスボンに誘われて」を見る。一冊の本に導かれて・・・に引かれて見に行ったのだが、その「導かれる」衝撃がいまいち分からない。原作は世界で400万部うれたものだそうであるが、その1冊は100部しか印刷されなかった。それが古本屋に生き残る。背景となったリスボンでの革命。

 帰りにユーロスペースを発見。ここで「フランシス・ハー」を上映している。

 

9月19日(金)「そして父になる」☆☆☆、ポルトガルのカーネーション革命、マルクス

 「そして父になる」(是枝裕和監督)はなかなかの傑作。幼児取り違えの10年あと、試行錯誤しながら、親になることをかみ締める。ダンス情報の役立つサイトである武藤大祐氏のサイトを探し出し久しぶりに見る。「リスボンに誘われて」の背景となっているポルトガルのカーネーション革命、ヴォーブズ建築を調べる。昨日は、内田樹×石川康宏『マルクスを読もうII』(かもが出版)を購入した。ついでに、家で探しても見つからない、マルクス『資本論』1(岩波文庫)、ホッケー『迷宮としての世界』(同)も購入。

 

9月20日(土)読書会テキスト『日本劣化論』抜書き、カール・コルシュ、評議会

 明日の読書会テキスト、笠井潔/白井聡『日本劣化論』(ちくま新書)の抜書き。読んでいて後半にいたり、なかなか構成もいいと感得する。これで明日の進行が出来る。カール・コルシュも思い出した。評議会運動はいまどこに位置付けたらいいのだろうか。

 料理、秋刀魚の刺身、しじみ汁、サイコロステーキ、万願寺ししとうとエリンギとしいたけを焼く、春菊おしたし。

 

2014年9月1日(月)去年の朝顔の種が発芽し朝顔(紫)が咲く。小林勇『蝸牛庵』

 ツタヤから借りていた岡崎京子『ヘルター・スケルター』(祥伝社 2003)を読む。私の今の関心ごとから遠い。小林勇『蝸牛庵訪問記』(『小林勇著作集』岩波書店)を読む。

 パラドックスについて調べる。「私は、私を入れるような倶楽部には入りたくない」。これはいいえて妙である。

 

9月2日(火)おかずの確保、スマホの地図を回復、天ぷら屋発見、メモ帳を失くし発見

 早く外出をスタートし、「角上漁場」に行き1週間分の「魚」を確保する。これで1週間の自炊が軽減される。メローカマの西京焼きなど。

 スマホの地図がでないので販売店に相談にゆく。いろいろ試してみたようだが治らないので最終手段としてアプリを入れ替える。その間、2時間。すべての予定を止める。

 田無で気になっていた「天ぷら屋」に行く。ここも、自炊が億劫な時の飯屋となる。

 メモ帖を失くす。携帯ショップを出たあとに立ち寄ったところを探す。幸いなことに西友の雑誌売り場にあった。見つかることが珍しい。実に喜ばしいことで、呑み屋へ。

「独り身の辛いのは、辛い時にひとりであることではない。辛いことは最終的には一人で耐えねばならない。喜ばしい時に一人で、喜びを分かち合える異性がいないことである。」

何故、同性でないか、そんなヤボなことは考えない。

ドンキに探していたCDがあるとの情報。

 

9月3日(水)展示で本を発見する人が多い、岡崎さん週刊で毎回11冊の本紹介

 図書館へ本の返却・貸し出し。ふと見た久我勝利『読んでから死ね!名著名作』(阪急

コミュニケーションズ 2006)が掘り出しもの。著者はかなり古典的本に詳しく、工作舎にいた人。理系のテーマで本を書いている。夏にいい本の選定で、「夏の本」展示をしていた。調べると、メモしていた3冊の本のうち2冊は借りられていた。知らなった本。

ドンキでダンスCDを購入。

 久しぶり(30年ぶり?)に「サンデー毎日」を見る。太田和彦「ニッポンぶらり旅」

が載っているとの情報で見た。岡崎武志「今週のイチオシ」があり、週刊で一回につき11冊紹介している。すごい。ただしどの本も読みたいとは思わない。紹介する本の選定は週刊誌編集部が行っているのであろうか。岡崎さんも少しは入って。

 

9月4日(木)「聞蔵」検索、安西水丸さんの本連続で刊行、夏井なつき、テレビのヒント

 図書館に行き「聞蔵」で「武雄図書館についての記事」を検索。樋渡市長、宮田昇、日本図書館協会副理事長の山本義宏などの記事があったと記憶する。職員と検索しても見当たらない。別の職員がグーグルで検索したら出て来た。「読売新聞」掲載であった。当てにならない記憶に拘泥して検索するとこういうことになる。これで時間がかかる。最近亡くなった安西水丸さんの本が続々と刊行されている。『小さな城下町』(文芸春秋)、『水丸劇場』(世界文化社)は、すでに図書館に所蔵されていて2冊とも借り出されている。

 図書館から借りた『古代人』(ビジュアル博物館)(同朋舎出版)を読む。

 テレビを見ていたら、夏井なつきが出てきて、毒舌宗匠という設定で、タレントの俳句を切り込んでいた。だが、なかなか上手いものだった。テレビもまだまだ才能のある人物がいるのだから起用すればいいと、気づく。

 

9月5日(金)『読んでから死ね!名著名作』の抜書き、萩山公園の緑、「朝の勉強」ノート

 萩山公園に久しぶりに行き書評の積み残しを読む。「朝の勉強」ノート再開。Pt2となる。

露伴が「朝の勉強」と「昼の読書」を分けていたことによる。

『読んでから死ね!名著名作』読んだのが再開の機縁。同書に記された名著をメモする。明日は、人類史年表を簡潔にまとめる。明後日は「中国の歴史と本」。

 

9月6日(土)小石川植物園の東大博物館、建築模型、占春園(茗荷谷)、四季音の料理

 東京大学総合研究所博物館に行く。小石川植物園の一角。妻と散策したことを思い出す。ここで売り出しの家を見つけ、家を持とうと志したのだ。

 同博物館では、「建築模型」展を開催している。素晴らしい。誰か建築模型の作り方を教えてくれないだろうか。近くまで来たので、茗荷谷の「占春園」。江戸時代は「江戸の三大庭園」だった。どこで飲もうかと思案して、中野「四季音」。いただいたのは、関サバのつくり(切り目が美しい)、イワガキ(今年初で最後)、鱧と松茸の天ぷら。そして、〆は青葉のラーメン。シナチクが塩辛すぎる。

 

9月7日(日)朝顔が咲いた、またまたノートつくり再開、旨い寿司、「シェアする読書」

 去年、入院で枯らしてしまった朝顔の鉢を放っておいたら今朝、咲いていた。感動。水を補充する。

 図書館に3冊返却・3冊借用。2冊購入。「文学界」10月号。内田樹、赤坂真理の対談があったので。「東京人」10月号。「シェアする読書」とあったので。「料理ノート」「図書館ノート」をつくる。だんだん回復しているか。「シェアする読書」では松岡正剛氏が展開している帝京大学での「共読」棚とイベントを紹介。まだまだ「共読」のスタイルが確定していない気がする。

 録画した「早川光の最高に旨い寿司」を見ていると、旨い寿司があるように見えてくる。いまや寿司は「酢飯の上に生魚を乗せたもの」となっていると思っている。

 今日の料理、えぼ鯛焼き、万願寺焼き、カンパチ、鯛、平目の刺身

 

9月8日(月)武雄図書館訪問記調べ続行、平松洋子さんと寺山修司、内田さんの寺子屋

 今日は白露(秋めく日)。図書館に行き、「みんなの図書館」2013年分を見て武雄市立図書館訪問記を探す。どのように訪問しているか調べ一文を労すため。「週刊読書人」「図書新聞」をそれぞれ2か月分読む。「猫びより」で猫のマッサージを見つける。そして記憶に残るのは、内田樹さんが「寺子屋ゼミ」をやっていること、平松洋子さんによると、寺山修司に気に入られたこと。高橋ひとみを想像すると、平松さんも同様の顔。寺山好みの顔立ちで知性がある。それは気に入られる。

 昨日買った「文学界」10月号の内田樹・赤坂真理対談を読む。話は膨らまない。戦後を論じるまでに至らない。若杉冽『原発ホワイトアウト』(講談社)を図書館から借りて来たので読む。官僚の動きから始まるが10頁で読むのを止める。政治、官僚と原発業界の癒着に新しい観点は望めない。朝、自転車で走っていて、居酒屋「荒かわ」発見。

 

9月9日(火)中国歴代年表、関川夏央が結婚していた(原武史「日記」、「荒かわ」発見

 中国の歴代王朝年表を探すが見当たらない。小谷野敦『日本人のための世界史入門』(新潮新書 2013)に恰好の年表があったがその本が見当たらない。12時、やっと小谷野本探し出す。

 その間、図書館から借用の佐藤健『奇界遺産』2(エクスナレッジ)を読む。第1巻が売れたので第2巻を出版したのだが、全く感心しない。粗雑なつくり。歌舞伎町の「ロボットレストラン」がのっている。この程度の「奇っ怪さ」。しれている。

 図書館で5冊返却、5冊借用。竹内洋『革新幻想の戦後史』(中央公論社 2013)を読書会用に借用。4時から、「日本古書通信」7、8月号、「みすず」で原武史「日記」を6~9月号を読む。

原氏も7月上旬に「せき込んでいる」。私も同じであった。毎朝せき込み昼まで起きられず、大汗を毎朝3回かき、洗濯機はフル回転だった。どこかで、未知の女性から「私、関川夏央の妻です。『日記』読んでいます」と挨拶されビックリしたことが書かれている。関川は結婚していたのか。若いころに女にこりて(理由は分からず)独身を貫いていたと思っていたが、その関川氏も結婚か。あとは山口文憲の理由不明の「独身主義」がどうなったか。

7時になっていたので退却。先日発見した居酒屋「荒かわ」にはじめて行く。スズキ、平政の刺身があり、いい店を発見したことを喜ぶ。

 

9月10日(水)「ビフォア。サンセット」、カリフについて、間村俊一「俳句的日常」

 5時に起床したが、竹内洋『革新幻想の戦後史』を読みだすと、学生から「先生、サヨクってなんですか、右翼なら分かるけど」と聞かれたり、別の日に「サヨクって自民党のことですか」と聞かれたことを記述している箇所を読み溜息をついていたら眠ってしまった。

 ビデオ返却。「ビフォア・サンセット」はやはり二人だけで進行させるには無理があることがわかる。早朝の図書館で夕刊から2点(「カリフについて」など)と「NHK俳句」から間村俊一の「俳句的日常」(その1)を複写。

 喫茶店で新聞スクラップを読む。読書会用の本を読み、弾みをつける。読書会の人も喫茶店に来ていて、近況など話す。こんなことがあると、地域に生きていることを実感する。

 

 

ハルちゃんの定期検診。心細い思いをして動揺していたらいけないので、身近にいることにする。昼食は焼きうどん。釣番組を2本見て、夕方に結果を聞きに行く。異常なし。白血球が少ないので、水をもう少し呑んだ方がよいとか。寿司屋。新子が美味だった。

内田樹のブログを引用する。宮崎駿アニメの特徴を「ヒューマンスケールからの逸脱」として、それは「日常的な生活身体を以ってしては決して経験することのできない『速度』や『高度』や『風景』や『体感』に同調することである」。ここまでも明解だが、後はもっとイイ。「凡庸な作家は、日常的には禁圧されている暴力とエロスを描けば『気持ちが良くなる』と思っている。けれども、暴力的・エロチックな方向への『逸脱』はすでにフィクションの世界では擦り切れるほど使われすぎたせいで、『ほとんど日常』と化しており」(以下略)。まったくその通りで、日本の文芸誌でここ20年間に書かれた若手作家の作品は異常を書くのが文学と勘違いしたものばかりで、ほんとうに辟易して文芸誌を読むのを止めてしまった。内田さんもそうだったか。